2021年3月8日月曜日

3・8国際婦人デー記念2021広島女性行動

2021年3月7日、3・8国際婦人デー記念2021広島女性行動を元気よくやりました。

今年のメインスローガンは

コロナがあばいた「命よりカネ」の社会

死にたくない! つながって生きよう!

です! 

 コロナ×大恐慌をまともに食らっている女性労働者たちの存在に、私たちはどう向き合うのか。「生きさせろ」の声すらあげられない人たちの「死にたくない」という心の叫びを聞き逃したくない。そういう思いを込めました。

 集会では、資本主義と女性差別の問題を提起したうえで、子どもを育てながら働く女性たちの声を聞き、グループ討論をしました。そのあと、八丁堀から本通り、原爆ドーム前へとデモ行進。
 世界中で反差別運動や、ストライキ、民主化デモが激しくなっています。私たちの敵は男性ではなく資本主義なんだということをはっきりさせて、世界中の労働者と連帯していく女性解放運動を作っていきたいと思います。
 

 

2021年1月12日火曜日

2021年旗開きand 国際婦人デー実行委員会

 1月11日は広島支部の旗開きでした。

 広島は緊急事態宣言を出すかどうかみたいな状況で、なにをするにもコロナ対策抜きにはできません。今年は共闘の仲間には参加を見合わせてもらって、人数的にはいつもより少なめ、テーブルいっぱいのお料理もなし、お酒もなし、時間も短め、おまけに寒波到来! 

 でも、そんなことでへこたれる婦民全国協広島支部ではないのである。限られた人数、限られた時間のなかで、雪も溶けるような熱い討論が繰り広げられました。

 会員による基調提起がよかった! 新自由主義とコロナの関係をすぱっと整理して、時代認識を一致させ、じゃあ私たちはどうやれば生きていけるのか、と、シンプルに提起。

 各拠点からの報告、特に高陽からの活動報告がよかった! とにかく毎月の例会でしっかり討議して、決まったことは全員で共有する。その蓄積で団結が作られてきた、それが婦民なんだという総括に感動しました。

 参加者銘々に思いや近況を報告し、お待ちかねのお昼ご飯は、会員MさんとIさんの合作。食べながらおしゃべりしてはいけない、と知りつつも、みんなつい「わぁ、大ごちそうだ」「おいしい!」と口走っていました。


 旗開きのあとは、3・8国際婦人デー行動実行委員会です。コロナ禍が女性に直撃している情勢に、私たち婦民がどう対峙するのか? まずは、子育て世代の女性労働者の声を聞こうと、ケア労働に従事する2名の仲間から近況報告を受けました。子どもを育てながら働くことの困難が女性に集中するのはなぜなのか、考えをめぐらせながら聞きました。

 そのあとは、メインテーマやスローガン、デモコールについて。出るわ出るわ、アイディアの洪水です。みんな、言いたいことや訴えたいことがたくさんあるのです。この日だけではまとまりませんでしたので、まとめは後日ということになりました。

2020年1月16日木曜日

【告知】国際婦人デー2020広島行動


2020旗開き

2020.1.15
今年も広島支部のにぎやかな旗開きがおこなわれました。
心づくしのお料理に、果物や手作りお菓子の差し入れ。
いけるクチの参加者はお酒も♫
読者、会員、共闘の仲間、そして地域の支援者のかたも顔を出してくださって、本当にありがたいかぎりです。
まさしく老若男女

食べて、歌って、さあ制御不能大盛り上がりのフリートークに突入です!
出るわ出るわ、ネタの宝庫です。

改憲
拡声器使用規制条例
徴用工
軍隊慰安婦
陸軍被服支廠解体
部落解放
外国人差別
地域破壊・地方切り捨て
中東情勢
原発
福島・保養
岩国基地
コンビニ関連ユニオン
働き方改革
広島教職員100人声明
女性差別
宗教者との連帯
権力との関係
被爆者・被爆二世
選挙制度
etc. etc. etc....

やれやれ 笑

昨年の8・6に来てくれた沖縄のチーム緑ヶ丘のことや、星野文昭さんのことも話したかったけれど、この日は時間切れ! 
続きは各地の例会や読者会、職場、労組でじゃんじゃんやっちゃってくださいな。
情勢は目まぐるしくうつりかわり、ついていくのがやっとっていう感じですけれど、でもね、婦民全国協はブレませんから大丈夫。
戦争ぜっっっっっったい反対!
命を守る!
そのために何ができるか、何をすべきか。

この日、仲間のひとりが最後にこんなことを言いました。
「じぶんができないときには、仲間がやってくれる
 仲間ができないときには、じぶんがやる」

体調不良、家庭の事情、仕事、みんなそれぞれ悩みや苦しみも持っています。思ったように活動できないときもあるし、活動自体を重荷に感じたり、やる気が出なかったり、気持ちが揺れたり離れたり。
でも、
カネと戦争の世界、仲間がいれば変えられる!
心からそう思えた旗開きでした。

まずは3月8日の国際婦人デーに向けてがんばろう!

2019年6月28日金曜日

【告知】憲法連続学習会•宮崎園子さん講演会【高陽】




狭山集会で決意表明

2019.5.23
狭山集会での発言を採録します。

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 反戦を第一の仕事とし、女性解放のため闘う、婦人民主クラブ全国協議会広島支部の保科衣羽です。
 個人的なことを言えば、私が狭山集会へ参加するのは2回目です。最初に参加したときには、狭山事件のことをほとんど知りませんでした。2016年の下山鑑定で、証拠品の万年筆は偽物だという事実が公表されたあとの頃でした。そのほかにも、腕時計、筆跡など、あらゆる証拠が石川さんの無実と警察によるでっちあげを証明していました。
 部落民差別という不条理が、部落民と部落民以外を分断し、警察の横暴を見過ごし、司法の冷酷さをゆるしているのかと思い、怒りや落胆やさまざまな感情が胸にうずまいたのを覚えています。
 同様に、星野文昭さんの闘争についても当時のわたしはよく知りませんでした。もちろん今はよく知っています。石川さん星野さんのことを知れば知るほど、警察や司法の暴力性があらわになっていきました。
 
 婦民での活動や学習を重ねていくうちに、民衆を分断し、支配し、戦争をするために差別が必要なんだということもはっきりわかるようになりました。
 
 日本帝国主義が周辺のアジア諸国を侵略し植民地化していく過程には、中国人や朝鮮人を低く見る差別意識の植え付けが絶対的に必要でした。
 また、兵隊の性処理のために戦地へ連れて行かれた従軍慰安婦のひとたちは、心身を病んだり、慰安婦であったことで戦後に蔑まれたりもしました。日本の満州開拓団も、女性をロシア兵への接待、性的サービスに差し出すことで生き延びたという話もありました。
 性的に男性に従属する存在であることと、性的に慎ましくあることの要求を、社会は女性に対し抑圧的に求めます。現在でも性暴力被害者である女性たちが世間でどのような扱いをされているか。慰安婦問題をとおして、女性差別のありかたは何も変わっていないことがわかります。

 ちょうど先月の学習会で、朝鮮半島から強制連行された徴用工のひとたちの遺骨発掘と返還の活動をしている、仏教の僧侶のお話を聞くことができました。日本政府と韓国政府のさまざまな政治的な思惑にふりまわされながらも、国境を超えて手を携えたひとたちによって成し遂げられたもので、これは私たちに大いなる感動と希望を与えましたので、付け加えておきます。

 いま、入管法が改悪され、外国人労働者が日本でこれまで以上に劣悪な労働条件で働かされ、人権を蹂躙されることが懸念されています。
 特に、福島原発はいまから廃炉作業が本格化していきますが、これまでにもすでに、騙されて除染作業をさせられた外国人労働者がいるといいます。危険な被ばく労働を外国人労働者にさせて健康被害が生じたら、いったい誰がどうやってその責任をとるというのでしょうか。
 病気になろうが飢えようが死のうがかまわない、そんな奴隷労働を外国人にさせることを見過ごすのは、労働者民衆の連帯をはばもうとする国家権力の思惑に乗せられることでしかありません。

 差別は権力の武器です。
 天皇制ももちろんそうです。生まれながらに身分が決まっている、まがうことなき差別思想です。天皇代替わりの大合唱と労働運動弾圧が一体のものとしておこなわれているのは明らかです。
 出自、国籍、人種、民族、性別、あらゆる差別を国家権力は利用して、民衆を分断し、支配します。私たちがすべきことは、分断を乗り越え、連帯することです。
 石川さんや星野さんの再審無罪、部落解放、沖縄新基地阻止、安倍の改憲阻止、全原発廃炉、反戦、反核、労働運動、あらゆる場所であらゆるひとたちが、闘っています。すべてが国家権力による分断との闘いであり、すべてを取りこぼさず連帯によって勝ちとることが、戦争のない世界へ続く道です。
 全学連の学生の決起、ほらぐちともこ議員をはじめとする青年の決起、広島の教育労働者の決起が、さらなる展望を力強く示している今、戦争のない世界、差別のない世界、過労死も貧困もない世界をつくるために、あらゆる世代、あらゆる地域で婦民が先頭に立って闘うことを、今日あらためてここに決意します。