わたしたち婦民は「すべての戦争に絶対反対」という、実にわかりやすくて普遍的なテーマを持って活動している大衆団体です。
戦争なんていやだと誰もが思っている。なのになぜ、戦争がなくならないのか。
原発なんてもうごめんだと誰もが思っている。なのになぜ、原発がなくならないのか。
いったいどうすれば戦争も原発もない、人間が人間らしく生きられる世の中にできるのか。
そのために、何をすればいいのか。
数多くの市民運動がそうであるように、だれかえらいひとがどうにかしてくれることを期待してればいいんでしょうか?
もちろん、そうではないと婦民は考えます。
婦民は、マルクス主義的なまなざしを持ってこの世界の出来事、世界のありかたを見つめています。おのずと、戦争や原発がなくならない理由を具体的な問題として考えることができるようになります。富の集中や貧困といった問題の根っこも同じところにあるとわかります。労働者の権利を守るための闘いが、戦争を食い止めていることにも理解が及ぶようになります。
この世界のありかたを変えるには、政治家にお願いしているだけじゃだめだということにも気づきます。
まさしく自分こそが、この世界を変える主体的な存在、戦争を止める存在なのだということに気づく。
そういう存在として生きる覚悟を持つ。
これが、階級性を獲得する、ということだと思っています。
戦争なんていやだ、一生平和に暮らしたいんだという、誰もが持っている素朴な思いを、わたしたち婦民が地域や職場で掘り起こし、そのひとたちとつながって、そして、階級的労働運動につなげていきたいと思います。階級的労働運動が切り開く地平の先になら必ず、戦争のない世界をつくることができると確信しているからです。
改憲阻止の大決戦まっただなかの今、婦民は街で、地域で、職場で、さらに大衆性を持った闘いを展開していかなくてはなりません。国際婦人デーや8.6といった取り組みをとおして、反戦の先頭に立って闘う婦民の姿をもっと見せていこうと思います。多くのひとが、戦争を止める存在としての自分に気づくよう、活動していきます。
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